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『和』Swing ダンス理論 ・・・・・  骨格を意識して、筋肉に頼らない踊り方!!
     ピーナッツが実践する効率よく、より美しく踊る為の身体操法の解説です。
     一般的な運動のほとんどは「体を捻る」または「力を貯める」ことによって生まれるエネルギーを利用して
     「動き」を作り出しています。しかしそれによって体に無駄な負担がかかっていることもまた事実なのです。
     
骨格と関節を最大限利用して、不必要な負担を取り除くだけで動きはグッとスムースに美しくなります!!
     体にやさしい踊り方を身に付けてスマートにダンスを楽しみましょう!!

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はじめに・・・・  ピーナッツ式!!『和』感覚とは?
     ダンスは体を通しての表現であります。ピーナッツでは、ダンスの動きをつくり出す際の体の使い方、
    そこに日本人の『和』という感覚を取り入れ、具体的なテクニックとして「モダン東京ジャズ的舞踏」の
    “動き方”の基本としております。それが『和』Swingダンス理論です。
     それでは『和』感覚とはどのような感覚なのでしょうか?「和」とは「調和」とも言えます。古来日本人は
    周りを取り囲む自然との調和にによって生活をしてきました。そんな感覚をもって、ダンスにおいて発生
    する(踊ることを取り囲んでいる)様々な状況に「調和」できる体の使い方、またその感覚を磨いていって
    いただきたいと思います。
     実際には以下の4つの状況の『和』を主軸として考えていきます。
         ピーナッツの『和』感覚
■ 相手の「和」 ・・・・・ パートナーとのスムースなコネクション
■ 身体との「和」 ・・・・・ 体に負担をかけない効率のよい使い方
■ 音楽との「和」 ・・・・・ 音楽とダンスのリズミックな調和
■ 重力(空間)との「和」 ・・・・・ 自然な体重移動を用いた動き
この4つの『和』のバランスを意識して人にも体にもやさしいダンスを踊りましょう!!
     そしてこの『和』感覚の各要素を生み出すための基礎として重要となってくるのが、身体との『和』
            つまり 
骨格と関節を意識した効率のよい体の動かし方(使い方) ということになります。

骨格を意識してみましょう・・・・  立つ、動く、と言うこと。
     骨格と関節を意識するために、まずは真っ直ぐ立ってみましょう。胸を反らしたようないわゆる起立!!
    の姿勢ではなくすこし足の間隔をとって、あくまで自然に力をぬいて真っ直ぐ立ちます。そして自分の姿勢
    のニュートラルな状態を確認してください。その状態からセンターとは別に両足のそれぞれに軸を意識して、
    おなか(腹部) に余計なひねりを加えずに動きはじめましょう。股関節、特に脚の付け根を意識して、足で床
    を蹴るのではなく、おなかから前に引っ張られるようにスッと動いてみるのがコツです。踏ん張って(筋肉に
    よる)床を蹴っての動きは体にねじれを生み出します。そのねじれによる余計なエネルギー消費が運動効率
    を落とす原因となるだけでなく、膝や腰に必要以上の負担をかけることにもなるのです。動く際に関節を動か
    しているのは筋肉ですが、そもそも筋肉は骨にくっついているものです。筋肉に骨がくっついている訳ではあ
    りません。“動く”ということは “骨が動く” ということであり、筋肉はそれに付随して動いているということです。
    同じように “立つ” ということも “骨格で立っている”ということで、筋肉を姿勢の制御に使うことはムダな力み
    (ねじれ)のもとになります。
     骨格を意識して立ち、骨格を意識して動く。それが関節のスムースな動きを可能にし、力みのない、効率よく
    体にやさしい動きを導き出してくれるのです。
    
■身体軸と運動軸■
 ダンスに限らず、「立つ」ことや「動く」ことを考える上で大切になってくるのが「軸」という感覚です。「軸」というとまず身体の中心を通る「センター」という大切な軸がありますが、ここではそれとは別に垂直に2本の軸「身体軸」(図1)と水平に1本の軸「運動軸」(図2)を考えてみましょう。
   
身体軸・・・・両脚にある体(体重)を支える軸
   
運動軸・・・・両脚の付け根を結んだ、運動の中心になる軸
 地面(床)に垂直に2本軸をつくることで、両脚の骨で体重を支えやすくなります。また脚の付け根の軸を動きの中心にすることで、体をまっすぐに保ちやすく(ねじれにくく)なります。効率よい体の運用を考える上で、これらの軸意識はとても重要な感覚です。日常の動作にも効果的ですので、是非おすすめいたします。
【図1】身体軸 【図2】運動軸
 例えば、この身体軸を前方に傾け、運動軸から脚を動かすことで、地面を蹴ることなく前に進むことが出来ます。この場合、体重(重心)を移動する(バランスを崩す)ことで生まれたエネルギーを前方に進むことに利用してますので、体への負担は少なくてすみます。感覚的には下半身の上に上半身が乗っかって運ばれるような感じになり、上体のムダなひねりのないスムースな動きと言えます。
 骨盤と床のラインを常に平行にし、上体のバランス(軸)をコントロールして骨盤から動き始めることで無理のない効率のよい動きを導きだすことが可能になります。ダンスもそれ以外の動きにおいても、まずそこを基準に改めて考え始めると「
身体との和」が見えてくるハズです。

『和』Swingダンス理論 ・・・・  柔構造、体幹主導の動きによる音楽への自由なアプローチ
    ダンスを踊るということは、音楽家が演奏する、と同じことです。
    そこで大切なことは“音楽へのアプローチ”ということになってきます。
    ダンサーの楽器ともいうべき「体」を上手に使って、自分の音楽を自分の体で奏でてみましょう!!
    『和』Swingダンス理論の核心、これが「モダン東京ジャズ的舞踏」の本質だ!!
其の壱 フレーム(骨格)を使った柔構造
■骨格を意識して、筋肉で固めず体のラインをキープする(骨格による空間意識)。
■体をひねらず(ねじらず)、力まないで体全体をキープして動く。
■身体の位置エネルギーの活用。(身体軸による体重意識)
  重心の移動(身体軸の傾き)によって一時的にバランスを崩す(不安定になる)ことで
  生まれる動きのエネルギーを利用する。
■力たさない、力を逃がすことでスムースな動きをキープする。
其の弐 身体軸と運動軸を使った体幹主導の動き
■手、足の動きに体が協調するのではなく、体の動きに手、足が協調する。
■運動軸を中心に腰、腹、胸が分離することなく一体となって動く。
■身体軸の傾きをコントロールすることで、ひねらない、力まないバランスと動きをつくる。
■体が動く方向性(ベクトル)を意識し、その流れのなかで踊る。
■ひざを上げ体重を逃がすことによる“浮く”感覚による安定。
其の参 体で音楽を聴く
■音楽によって動きが導かれることで、“運動”は“ダンス”になる。
■効率のよい体の使い方で音楽への自由なアプローチを実現する。(体の動きと音楽のリズムの融合)
■音楽のビートと動きのアクセントを連動させる。
其の四 そして楽しむ!!
■本当に“楽しむ”ことです!!
  楽しむ為に真剣に、一生懸命になれる事、それが“楽しい”という事です。

参考文献
  ナンバ走り 古武術の動きを実践する 矢野龍彦 金田伸夫 織田淳太郎 共著  光文社新書
  ナンバ式骨体操 矢野龍彦 長谷川智 監修 光文社
  表の体育 裏の体育 甲野善紀著 PHP文庫
  古武術からの発想 甲野善紀著 PHP文庫
  武術の新・人間学 甲野善紀著 PHP文庫
  古武術の発見 養老孟司 甲野善紀 共著 光文社 知恵の森文庫
  武術を語る 甲野善紀著 徳間文庫
  身体の中心はどこにあるのか 高岡英夫著 運動科学総合研究所
  「ナンバ歩き」で驚異のカラダ革命 立風書房
  月刊 秘伝 2004年11月号 BABジャパン
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